読書記録

本は距離と目方

戦争

国民に愬う

『国民に愬う』 河合栄治郎、社会思想社、1967、河合栄治郎全集第14巻 (執筆は1941年(昭和16年)2月、当時は出版されず全集が初出版) ----- 読んだ:2024年6月 一言先に言っておくと、期待外れでした。少なくとも、この著作1つで河合の主張だと思っては…

攻撃:悪の自然誌

『攻撃:悪の自然誌』 コンラート・ローレンツ著、日高敏隆、久保和彦訳、みすず書房、1970 原著:Konrad Lorents, Das sogenannte Böse (On Aggression), 1963 ----- 読み始め:2024年5月 以前読んだ『人はなぜ戦争をするのか』で得られなかった、その疑問…

人はなぜ戦争をするのか:アインシュタインとフロイトの往復書簡

『人はなぜ戦争をするのか:アインシュタインとフロイトの往復書簡』 アルバート・アインシュタイン、ジグムント・フロイト、花風社、2000 ----- (2023年11月) アインシュタインの原爆に対する批判もあり、ずいぶん以前にこの書簡のことを知って気になって…

平和を破滅させた和平:中東問題の始まり

『平和を破滅させた和平:中東問題の始まり』 デイビッド・フロムキン、紀伊国屋書店、2004 原著: David Fromkin, A Pease to End All Peace, 1989 ----- (2023年10月) ハマスによるイスラエルに対する攻撃の後にTwitterであらゆる意見が飛び交うなか、批…