読書記録

本は距離と目方

ギリシャ人の物語

ギリシャ人の物語』

塩野七生、新潮社、2015

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読み始め:2024年6月

現代の民主主義の混乱を見て、過去の民主主義がどう成立してどう崩壊していったのかを知りたくなり、ギリシャやローマ時代を知りたいと思いました。塩野七生の『ローマ人の物語』が面白い、最初の5巻だけでも良い、と聞いたけれど何せ長編なのでなかなか手を出しづらいのと、ローマ人はギリシャがなぜ失敗したのかをよく調べて学んで、ローマを造ったらしいので、であればまずはギリシャ時代を知ってみようと思い、読もうと思いました。歴史として正しくない部分があるという批判があるらしいけれど、歴史研究をしたいわけではないので読みやすい小説で十分だし、一部創作があってもその時代を表現するのに適切だったのでしょうから、時代を知る手段として私にはすべてが史実である必要はないです。