読書記録

本は距離と目方

読んだ

国民に愬う

『国民に愬う』 河合栄治郎、社会思想社、1967、河合栄治郎全集第14巻 (執筆は1941年(昭和16年)2月、当時は出版されず全集が初出版) ----- 読んだ:2024年6月 一言先に言っておくと、期待外れでした。少なくとも、この著作1つで河合の主張だと思っては…

生命式

『生命式』 村田沙耶香、河出書房新社、2008 ----- 読んだ:2024年5月 友人が、中学2年生の息子さんが読んでいるのを借りて読んだと聞き、私も読み始めてみました。星新一やマーガレット・アトウッドの『侍女の物語』を思い出す、短編のサイエンスフィクシ…

知識人とは何か

『知識人とは何か』 エドワード・W.サイード著、大橋洋一訳、平凡社、1995 原著:Edward W.Said, Representations of the Intellectual: the 1993 Reith Lectures, 1994 ----- (2024年5月-6月) たった15ページの「はじめに」を読むのに1時間半ほどかかった…

ショックドクトリン:惨事便乗型資本主義の正体を暴く

『ショックドクトリン:惨事便乗型資本主義の正体を暴く』 ナオミ・クライン著、幾島幸子訳、岩波書店、2011 ----- (2024年5月) この書籍のことは知っていながらも読むには至っていませんでした。調べ物をしていてこの本が出てきたので手に取って、上下巻…

ミル自伝

『ミル自伝』 J.S.ミル著、村井章子訳、みすず書房、2008 ----- 読み始め:2024年3月 2002年に亡くなった祖父の自分史に書かれていたのをきっかけに読み始めました。岩波書店の翻訳が長く読まれてきたようだけれど、ビジネス書を多く翻訳されていていくつか…

芦部信喜:平和への憲法学

『芦部信喜:平和への憲法学』 渡辺秀樹、岩波書店、2020 ----- (2023年12月) 2, 3年前から憲法に興味を持ち、芦部氏のことを知り読んだ本です。新聞社の編集委員が書かれたもので、取材や資料に基づいて芦部信喜に関して詳細に描かれています。専門的な法…

人はなぜ戦争をするのか:アインシュタインとフロイトの往復書簡

『人はなぜ戦争をするのか:アインシュタインとフロイトの往復書簡』 アルバート・アインシュタイン、ジグムント・フロイト、花風社、2000 ----- (2023年11月) アインシュタインの原爆に対する批判もあり、ずいぶん以前にこの書簡のことを知って気になって…

独裁体制から民主主義へ:権力に対抗するための教科書

『独裁体制から民主主義へ:権力に対抗するための教科書』 ジーン・シャープ著、瀧口範子訳、筑摩書房、2012 原著:Gene Sharp, From Dictatorship to Democracy, 1994 ----- (2023年9月)

なぜ日本は沈没するか

『なぜ日本は沈没するか』 森嶋通夫、岩波書店、2010 初版:1999年 ----- (2023年2月) AmazonのAudibleを契約していた時に、何となく選んで聞き始めたら非常に面白い内容だったので、後で本も買いました。1999年に書かれたものだけれど、日本経済の衰退や…

八甲田山死の彷徨

『八甲田山死の彷徨』 新田次郎、新潮社、1978 ----- (2017年) 映画は観たことがあったけれど書籍で読んだことはなく、ビジネススクールの課題図書として読みました。 授業のテーマは、旧日本軍の雪山訓練中の遭難事故における二つの隊の意思決定を評価す…

自由からの逃走

『自由からの逃走』 エーリッヒ・フロム著、日高六郎訳、東京創元社、1952 原著:Erich Fromm, Escape from Freedom, 1941 ----- (2017年) この本を知ったのは、ビジネススクールで課題になったときでした。5人ほどのグループでプレゼン発表してレポートと…

格差と民主主義

『格差と民主主義』 ロバート・ライシュ著、雨宮寛、今井章子訳、東洋経済新報社、2014 ----- (2016年10月)

価格優位戦略

『価格優位戦略』 マイケル・V. マーンほか著、山梨広一ほか訳、ダイヤモンド社、2005 ----- (2014年頃)

イノベーションのジレンマ

イノベーションのジレンマ クレイトン・クリステンセン、翔泳社、2000 ----- (2014年頃)

ブラック・スワン

『ブラック・スワン:不確実性とリスクの本質』 ナシーム・ニコラス・タレブ著、望月衛訳、ダイヤモンド社、2009 ----- (2011年7月) 2000年代、私はよくビジネス書を読んでいました。ほとんどが翻訳された海外のもので、経済やテクノロジーにも踏み込むよ…

ロングテール

『ロングテール』 クリス・アンダーソン著、篠森ゆりこ訳、早川書房、2006 ----- (2006年)

富の未来

『富の未来』 アルビン・トフラー、ハイジ・トフラー著、山岡洋一訳、講談社、2006 ----- (2006年)

フラット化する世界

『フラット化する世界』 トーマス・フリードマン著、伏見威蕃訳、日経BPマーケティング、2006 ----- (2006年)

ブルー・オーシャン戦略

『ブルー・オーシャン戦略』 W・チャン・キム、レネ・モボルニュ著、有賀裕子訳、ランダムハウス講談社、2005 ----- (2005年頃)

知識創造企業

『知識創造企業』 野中郁次郎著、東洋経済新報社、1996 ----- (2005年頃)

オリガ・モリソヴナの反語法

『オリガ・モリソヴナの反語法』 米原真理、集英社、2005 ----- (2005年頃) この頃、他に『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』や、『不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か』などのエッセイなど、米原氏の出版されている多くの書籍を読んだ。

不毛地帯

『不毛地帯』 山崎豊子、新潮社、1976-1978 ----- (2005年頃?)

沈まぬ太陽

『沈まぬ太陽』 山崎豊子、新潮社、2001 ----- (2005年頃?)

ハイテク過食症:インターネット・エイジの奇妙な生態

『ハイテク過食症:インターネット・エイジの奇妙な生態』 デイヴィッド・シェンク著、倉骨彰訳、早川書房、1998 ----- (2001年頃) 馬の背に後ろ向きに人が乗っているイラストに、こんな言葉が添えられていました。私に先の時代が見えているわけではないん…